2006


2006.11.29

家具の写真

広い空間に置かれた家具を撮影できる良い機会だったので、有明の展示会場にて家具の写真撮影をしました。
撮影はイトウシンイチさん、植物のスタイリングは土屋きょうかさんにお願いしました。
格子のシェルフは旭川の職人さんたちの高度な技術と、ドイツ人デザイナー、ピーターマリーさんの助言によって完成しました。
流木は千葉県の九十九里のイトウ氏のアトリエの近くの海岸にてみつけたものです。


2006.11.18

旭川家具コレクション2006 東京

11月22日から25日まで、東京有明TOCにて旭川家具の展示会があります。
インテリアナスのブースにmonokraftの家具が展示されます。2007年1月のケルン国際家具見本市に出展する椅子とシェルフが展示されますので、お時間のある方は、ぜひお越しください。


2006.10.20

二段ベッド

部屋のサイズに合わせて…布団のサイズに合わせて…体のサイズに合わせて…そして予算に合わせて…将来、上下2台に分割でき…布団の出し入れが楽にできる…と同時に寝返りしても転がり落ちないような工夫…試作を何度も繰り返し、様々な要望と機能を満たした二人のお子さんのための二段ベッドが完成しました。仕上げのオイル塗装は家族全員で塗っていただきました。いい思い出になったでしょうか?このベッドが分割される時、二人はどう育っているのでしょうか?…そして、ベッドはどう変化しているのでしょうか?


2006.10.02

caon成城

カオンというアロマテラピーとリフレクソロジーのお店の空間をデザインしました。夏に試作をしたリビングチェアは、そのお店の待ち合いサロンに置かれています。ハーブをのせるトレイはローズウッドでつくっています。


2006.9.13

ゼブラウッドの本棚

窓際の小さなアルコーブに、CDと本を収納するための家具をつくりました。厚さ約20mmのゼブラウッドの無垢材でつくりました。木目がシマウマに似ていることからゼブラウッドと呼ばれています。特注寸法の家具が隙間にぴたりとはまった時、うれしさは格別です。


2006.9.5

旭川工場訪問

リビングチェアの試作を確かめるために、はやくも秋めいてきた旭川に行ってきました。昼間の日差しはまだまだ夏でしたが、夜は結構冷え込み、思わず暖房をつけてしまいました...。リビングチェアのデザインは現在奮闘中です。実際にかたちになるといろいろと考えさせられてしまいます。木工所の女の子が「旭川の空気はおいしいでしょう!」とうれしそうに話してくれたのが印象的でした。


2006.9.1

シェルフ

ウォールナットと合板を組み合わせたシェルフをつくりました。白い色はバターミルクペイントと呼ばれる、北アメリカで古くから使われているペンキを使用しています。
このシェルフは方立て(縦の材)と棚板が、長いほぞだけで完全にノックダウンになっていて、下から順番に積み上げて組み立てます。いよいよ既製品化できそうです。扉のない本棚も製作可能です。


2006.8.1

グラフィカ

写真の雑誌グラフィカにmonokraftの広告を掲載しました。このホームページのイラストレーションをお願いしている画家、有賀一広氏にウォールナットのダイニングテーブルの絵を書いてもらいました。雑誌グラフィカの内容も素晴らしいので、ぜひ読んでみてください。ちなみに今号の特集ではベンシャーンの写真を見ることができます。
有賀一広 http://aruga1.web.fc2.com/
グラフィカ www.graficamag.com


2006.7.12

カシューテーブル

艶消しカシュー仕上げのローテーブルと堅牢な組継ぎ技法を使ったウォールナット材の子テーブルが2台。異色の親子ネストテーブルを作りました。カシュー仕上げは、塗膜面が非常に丈夫で傷が付きにくく漆に似た玄妙な表情を出すことができます。今回はさらにその上にオイルを塗ることによって指紋の付きにくい仕上にしました。


2006.6.29

バタフライテーブル

2本脚の袖天板付きのテーブルをつくりました。普段は天板を閉じた状態で、750x750の2人掛けの小さなテーブル。お客さんが来た時は天板を開いて、1500x750の6人掛けのテーブルになります。2本脚の構造や天板を支える可動部分の仕組みに苦心しました。デザインに改良を加え、既製品にする予定です。照明デザイナーの村角さんの事務所spangleではテーブル2本をガラス越しに並べて3000の大テーブルになりました。
spangle www.spangle.jp


2006.5.22

木を切る話…

知人に「別荘にある木を切ってほしい…」との依頼を受けました。直径約60cm、高さ15mにもなる楢の木 1本。直径約50cm、高さ10mほどの檜の木 2本。直径約40cm、高さ10mほどの杉の木 2本。私たち以上に年を重ねてきたこれらの木々を何とか別のかたちで生かしたいと思い、製材できるものはmonokraftの家具として利用することにしました。これらの資源を使って年輪の数以上に遺るような家具ができれば…と思っています。


2006.4.19

ベンチと虎斑

テーブルと同じ構造のベンチをつくりました。既製品にするかどうか検討中です。また、某デザイン事務所に北海道産のナラ材のダイニングテーブルを納品しました。虎斑(トラフ)がとてもきれいにあらわれていて、今後の色の変化が楽しみです。


2006.4.4

旭川の木工所

monokraftの家具は一部の特注品と雑貨をのぞいて、北海道旭川のインテリアナスという木工所でつくっています。まだ雪の残る旭川に製作途中のダイニングテーブルを見に行ってきました。職人と実際に会って話をすると、思ってもいなかったような発見がありとても刺激的です。
インテリアナス


2006.3.20

ワインスクール

四谷にワインとアートを学ぶための学校が完成しました。1階の教室にオーク材の椅子と特注テーブルを納めさせていただきました。空間全体のインテリアデザインも担当しています。


2006.3.5

キッチンカウンター

新居を構えた夫婦のためにキッチンカウンターを作りました。(…食事をいただきながら…)何度も打ち合わせをすることによって2人の生活に合わせた家具をあつらえることができました。タイルを張った天板は作業スペースを広げ、キッチン側の仕切は食器やゴミ箱、電化製品等の収納となり、リビング側の飾り棚は壁の延長として空間を分けています。1つの家具によって室内の空間に広がりをつくることができました。


2006.2.10

『サルビア北欧日記』展

青山ブックセンターで開催されている『サルビア北欧日記』展のためのフレームをつくりました。フレームは箱状になっていて、写真と手帳や旅の思い出が飾れるようになっています。とてもいい展示なので、ぜひ足をお運びください。
salvia www.salvia.jp
期間:2006年2月26日(日)まで
場所:青山ブックセンター
※3/1より有隣堂・横浜ルミネ店に巡回いたします。


2006.2.2

ブックエンド

工房(もともとは鉄の加工をする場所だった)に落ちていた鉄の塊があまりにきれいだったので、チークの端材を組み合わせてブックエンドをつくりました。錆びた鉄と木はいい感じで調和しますね。


2006.1.23

ウォーホルの額

根津にあるギャラリー「LIBRE」に、ウォーホル作、マーサ・グラハムのシルクスクリーンのための額をつくりました。仕上げはカシューという漆のような光沢のある塗装です。(paint: なかむらしゅうへい
根津に行かれた際は、ぜひ立ち寄ってみてください。
LIBRE 東京都文京区根津2-29-4
03-3827-1925